2016-04-25 第190回国会 参議院 決算委員会 第8号
それで、ちょっと時間もありませんので、国交大臣にお伺いもしたいんですが、今申し上げたような視点の中で、じゃ、どうやって開発の文脈で日本の優れた技術を外に出していくのかということを追求するそのやり方なんですけど、お金を付けるという部分では、国際開発協力の中でアンタイド化とか、いろいろそういう議論もある、なかなか制約がある中ではありますけど、私は、お金だけじゃなく、やはり人の力を、日本の優れた技術、能力
それで、ちょっと時間もありませんので、国交大臣にお伺いもしたいんですが、今申し上げたような視点の中で、じゃ、どうやって開発の文脈で日本の優れた技術を外に出していくのかということを追求するそのやり方なんですけど、お金を付けるという部分では、国際開発協力の中でアンタイド化とか、いろいろそういう議論もある、なかなか制約がある中ではありますけど、私は、お金だけじゃなく、やはり人の力を、日本の優れた技術、能力
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国はこのアンタイド援助に関する国際ルールにのっとってODAのアンタイド化を行っております。他方、我が国の優れた技術やノウハウを移転し、我が国の顔が見えやすい援助を推進するという観点から、途上国の要望及びニーズがある場合には、あくまでも国際的ルールの範囲内でタイド援助を実施しているということです。
我が国は、二〇二〇年までにインフラ輸出を三十兆円に拡大する方針を掲げ、ODAの戦略的な展開によりインフラ輸出も促進していますが、今後とも、アンタイド化の世界的潮流から逸脱せず、インフラ輸出に貢献するようなODAの制度構築に向けた検討の必要があるでしょう。 最後に、その他の課題として四点を申し述べます。 第一には、青年海外協力隊員の再就職のケアと情報の活用であります。
最近、問題、御指摘の問題というのは、これは無償援助のところもアンタイド化していこうという議論のことだというふうに推察をいたしますけれども、その観点からいっても、同じサービス、例えば今でいいますと、インフラが、道路や橋やあるいは鉄道がそういった形で提供される場合、実際現地にもたらされるサービスや機能というのは、それは金額の問題ではなく物財の問題ですから、そういう観点から、高橋さんも指摘されましたけれども
○田中参考人 このNGOからの御提案では、アンタイド化を促進せよということでございます。 円借款部門においては、基本的には、一般アンタイドということでやっております。
それから、もう一つ、援助のアンタイド化ということをNGOからは求めております。もちろん、無償資金とか技術協力は今でもタイド一〇〇%だと思いますけれども、円借款に関しては日本は昔からアンタイド化をずっと進めてきました。 教育分野ではもっとアンタイド化すべきだということが国際社会の議論としてあるわけですけれども、これについて理事長はどのようにお考えでしょうか。
○あべ分科員 アンタイド化に関しては、昔やはり悪いことをした人もいたようでございますし、さまざまなことがあってアンタイド化がされたわけでございますが、私は、何度も申しますように、国益に資するODAということ、さらには日本のこれからの発展を考えたとき、また日本の持っている技術力も考えたときに、タイド化を進めていくということは、ある種進めていくべきだと思っております。
そういう意味では、やはり戦後一時期、ODAというのは日本にある程度有用性というのが、NGOから見て賛成できるかどうかは別にして、多くの国民にとっては見えるものだったんだろうと思うんですけれども、やはり時代が変わって、MDGsの時代になって、MDGsの議論からその援助効果、いわゆるアンタイド化もそうですけれども、いわゆる途上国政府への直接的な財政支援をもっとやるべきだみたいな議論が出てきた中で、この十年間
事前に配られた資料を読んでも、やはりタイド化、アンタイド化のところで非常にいろいろと御意見を言われていた。 これは、先生は、是非今後、日本はやはりODAの積極的な推進に向けてタイド化をより進めていくべきだと、それによって日本の様々な民間の力をより積極的に活用していくべきだという御意見であるというふうに理解をさせてよろしいのかどうか。
それで、日本も一九六一年のOECDの発足に伴ってできました開発援助委員会、DAC、このメンバーに参加をするようになりましてから、二〇〇一年には最貧国に向けてODAのアンタイド化を合意というようなことで、順次アンタイド化の援助原則を日本が受け入れてきて、だんだんとODAの姿が変わってきたと、こういうふうに理解をさせていただいたわけでありますけれども、このDACの規制によって日本のODAが国民の皆さんからの
日本はDACの基準に従ってアンタイド化されてしまいましたけれども、官民連携で実質タイドに近い形を取っていかなきゃいけないだろうと思うんです。
日本は、これまでODAのアンタイド化を進めてきましたし、国際協調の面におきましては二〇〇九年度版のODA白書においても大変強調されているところでございますが、日本の国益という観点におきましてはODAに関して明確に記されておりません。
また、その際には、ODAの額、つまり量ですけれども、それのみを問題にするのではなく、その質、具体的に申しますと、贈与比率、通常グラントエレメントと言っておりますが、それからアンタイド化、つまり日本が援助した場合、その援助のお金の使い方について日本の国内で使うということを条件付けるのがタイドでございます。
そして、その開発途上国の自助努力の支援と、いわゆるこれがオーナーシップといったものではないかなと思っておりますけれども、ODAのアンタイド化、先ほどお話もございました、ODAはアンタイドであるというふうに、例えば、巡り巡ってそれが日本の国益につながってくるというふうなところで、直接そのODAを供与してそれによって日本が利益を得るというふうな形というのは回避するというのが原則であるというふうに私は理解
○副大臣(浅野勝人君) アンタイド化と実際のODA援助の効果の関連性というようなことを十分考えながら進めなさいよという御指摘と受け止めました。 アンタイド化については一九七〇年代以降進めてまいっておりまして、ODA全体におけるアンタイドの比率は二〇〇四年実績で九五・四%に達しております。
ただ、一つ言いたいと思いますけれども、一九八〇年の終わりから九〇年の初めにかけて日本の資金がだぶついたときに、還流計画ということで、借款のアンタイド化がどんどん進みました。今みたいに日本の経済がこんな、まあ少しはよくなりましたけれども、厳しかったときもその流れでずっとアンタイド化が、極めてお人よしの政策だったわけです。
ですから、従来型の、先ほど二点目で御質問されました、日本企業にこれがですね、私は必ずしも、ちょっと注意深く言わなきゃいけないんです、と申しますのも、実はアンタイド化というのは数年前は一〇〇%達成されました。
一方、無償資金協力につきましては、国際的には調達のアンタイド化を進める動きもございますが、例えば、我が国の代表であります一般プロジェクト資金協力を見ますと、原則として契約業者を日本法人に限定しておると。これも国際ルールにかなった対応をしているわけでございます。
それから、最後にアンタイド率の問題なんですけれども、御存じのようにDACではアンタイド化を進めていまして、日本はそれに合っていて問題はないと思うんですが、逆に今のこういう厳しい状況の中では、今の恐らく契約では、契約が日本企業であっても最後の調達は日本である必要はないということになっていると思うんですけれども、例えばLLDCを見ても、アンタイド率はオーケーなんですが、今のこの国の、日本の経済状況を考えると
現在、DACの国々においては、OECDを中心にする国々においてはアンタイド化が進んでいるわけですけれども、それらの国々の中では、どうしても競争条件が日本よりよければ全部それを持っていってしまう。
将来アンタイド化という波がここにも来ておりますから、今の状態では結果的に非常に競争力がないということを指摘したいと思います。 二点目は、国際協力銀行というのがことし十月でしたか、創設されます。今、世界の開発の中で、実際の資金量においてはODAよりも民間資金が多いわけで、その役割を担うのが日本においては国際協力銀行。
○参考人(伊藤道雄君) お答えする前に一つアンタイド化についてちょっと私の意見を簡単に。 私はアンタイド化に賛成です。それは、要するに日本企業のためという意味じゃなくて、その開発目的、援助目的を達成するに最大効果を発揮する企業で結果が日本企業だったらそれでいいというふうに私は思います。
これはそういうものとしては一応達成をしたというふうに思っておりますが、昨今、国内の景気等を反映いたしまして、むしろアンタイド化し過ぎたのではないか、もう少しタイドに戻せという意見を各方面からちょうだいいたしておりまして、具体的ケースに即してこれは対応する必要があろうと思っております。
○堺屋国務大臣 小池委員がおっしゃるとおりでございまして、日本はアンタイド化するという国際的な傾向でずっとやってまいりました。このアンタイド化するということが必ずしも顔を見えなくするということとも限らないのでございまして、日本の特別な技術、あるいは日本に特有な方法というものが生かされてくれば、アンタイドであっても日本の企業が参加する機会がふえますし、それ相応の効果もあろうかと思われます。